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皆さんの家の冷蔵庫に、「残り物」はありますか?「全くないです。全て使いきれています。」と言い切れる方は、なかなか少ないのではないでしょうか。かくいう私も、使いきれなかった食材を、罪悪感とともに泣く泣く廃棄することがあります。この「フードロス(食料廃棄)」は各家庭の問題というだけではなく、社会課題としても注目されています。Game Changer Catapult(ゲームチェンジャー・カタパルト)でもフードロス解決につながるプロジェクトに取り組んでいます。
そんなある日、CCB実行委員会様主宰の「クリエイティブ・クッキング・バトル」というイベント*があると聞きつけました。これは見逃せません。私たちGame Changer Catapultもチームを結成して参加したので、今日はその模様をレポートさせていただきます。
私たちは9月5日に開催されたクリエイティブクッキングバトルの予選に参加しました。対戦相手は面白法人カヤックさん、クックパッドさん、 サイバーエージェントさんです。バトルはまず食材を選ぶところから始まります。提供されている食材は、普段なら確かにフードロスになりがちなものばかり。早い者勝ちで選んでいきます。私たちは下記の食材を選択しました。
- ひやむぎ
- レタス、きゅうり、たまねぎ
- 魚肉ソーセージ
- 豚肉こまぎれ
- えび、たら
- 油揚げ
- トマト缶
- たまねぎスープ(粉末)
- チャウダースープ(袋入り)
- スライスチーズ
- 缶ビール小 1缶
私たちのチームのうち二人は家庭で定期的に料理をしているため、残り物を即興で料理にすることには自信があります。一方で、一連のメニューに通じるテーマ、ストーリーを短時間で考えて、食材を調理して表現することは普段なかなかない体験。チームで頭を絞りながら考えていきます。
私たちが考えたメニューはこちら!
- お揚げとエビのカリカリサラダ
- エビと魚肉のそうめんチャンプルー
- トマトチャウダーカリカリお揚げトッピング
- タラのクリームソースぞえ
- お揚げと豚肉のビールソースあえ
油揚げが大量にあったため、油でさらに揚げてカリカリにしてスナック風に。サラダを中心に、スープに入れて食感を楽しんでいただくなど、工夫を凝らします。小さい缶ビールが手に入ったため、お肉のソースとして使うなど、工夫しました。
「どのお料理も家庭的でした。」「盛り付けがとても綺麗。」「どれもおいしかったが特にトマトスープがおいしかったです。」など、上々の評価を頂きました!中には、「安定感がある!さすが大企業のパナソニックという感じ!」というお声も。パナソニックという感じのお料理って、どんな感じなんでしょう。笑。
イベントを終えて感じるのは、クリエイティブクッキング「バトル」という形だったからこそ、クリエイティブな料理な数々が生まれたのだなあ・・・ということ。「他のチームとの競争」「チームメンバー同士のディスカッション」があるからこそ、与えられた食材から全く新しいメニューに再構築できたと思います。(逆に一人ではなかなかあそこまでクリエイティブな料理はできない・・・。)フードロスの課題を解決する上でも、この「楽しんでクリエイティブな料理を生み出す」というポイントは大事なのでは、という新しい発見もありました。
結果、私たちは本選に進むことはできませんでしたが、フードロスについて改めて考えたこと、それを「チーム」で「クリエイティブ」に解決することを体感でき、とても貴重な体験でした。他のチームの皆さまのお料理もとてもおいしかったです。また、今取り組んでいるフードロス関連のプロジェクトをもっと進めて、皆様にもご報告できるよう、邁進していきます。応援よろしくお願いします。
*クリエイティブ・クッキング・バトル
「家庭から出る食料廃棄を楽しく解決する」をテーマにしたイベントで、多くの人にフードロスに関する意識を持ってもらうことを目的にCCB実行委員会(クリエイティブ・クッキング・バトル実行委員会)にて運営されています。(公式サイト:https://ccb.kitchen/)