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2025年7月2日(水)~7月4日(金)、京都市勧業館「みやこめっせ」および「ロームシアター京都」をメイン会場に国内最大級のスタートアップカンファレンス「IVS2025」(以下、IVS)が開催され、昨年に引き続き当社も出展しました。また、7月3日(木)には、パナソニックの京都拠点で、「食と健康」をテーマにIVSのオフィシャルサイドイベント「くらしに惚れナイト」を開催。その様子を振り返ります。
IVSとは?
スタートアップ、投資家、事業会社、行政機関、インキュベーターなど、多様な参加者が京都に集い、イノベーションとチャンスを創出する3日間。2025年は過去最大の約1.3万人が参加した日本最大規模のスタートアップカンファレンスです。



オクラでアイス!?出資先スタートアップ「坂ノ途中」とのコラボ
メイン会場での当社ブースでは、くらしビジョナリーファンドからの出資先スタートアップを紹介。暑さ厳しい会期に合わせ、「坂ノ途中(※1)」のオクラとトマトを使用したオリジナルアイスを、医薬品の国際輸送でも活躍している当社の真空断熱ボックス「VIXELL(※2)」で提供しました。"マイナス20℃を120時間キープできる"「VIXELL Box」の保冷性能に多くの来場者から驚きの声をいただくとともに、野菜を使用したアイスは、その味わい深さが多くの方にご好評いただきました。
※1:くらしビジョナリーファンドの出資先。環境負荷の小さい栽培方法で育てた野菜をサブスクサービスとして展開
※2:パナソニックが展開する次世代の温度管理輸送ソリューション。新規事業開発を行う事業開発センターからくらしアプライアンス社へEXITした新規事業




スタートアップコラボによる「食と健康」体験コンテンツが大盛況~サイドイベント
IVS2025会期中、本会場とは別に、参加企業・団体が運営する500を超えるサイドイベントが京都市街各地で開催されました。パナソニックデザイン京都で開催された当社サイドイベント「くらしに惚れナイト」では、「食と健康」に関する出資先スタートアップとの共創活動や当社の取り組みを紹介。「魅力的な商品がたくさんありワクワクした」「『食と健康』は人間にとってなくてはならない普遍的なテーマ。現在自社で取り組んでいなくてもこの先考えていく必要がある。とても興味深いイベントだった」など、スタートアップ、投資家、研究機関、行政機関、事業会社など、幅広い来場者層からご好評をいただきました。
【食】
具材をひっくり返せる!?自動調理鍋「オートクッカー ビストロ」実演
業界で初めて「圧力」と「かきまぜ」機能を両立したオートクッカー ビストロNF-AC1000で、「坂ノ途中」のじゃがいもを使ったジャーマンポテトの実演と試食を実施。生のじゃがいもとベーコン、油を入れるだけで、あとは全ておまかせで本格的な一品が完成することに「えっ、これだけでいいの?」「予約機能があるとは、共働きの家庭で重宝しそう」など、驚きや関心の声が多く寄せられました。



具材をひっくり返さずに両面焼ける!?「スチームオーブンレンジ ビストロ」実演
ありもの食材を好きな量だけグリル皿にのせて、あとはおまかせで調理ができる「おまかせグリル」を搭載したオーブンレンジNE-UBS10Dで、「坂ノ途中」の野菜を使ったグリル野菜の実演と試食を実施。長いも、ビーツ、にんじん、ズッキーニ、厚揚げ、しいたけなどのさまざまな野菜をグリル皿に並べ、オーブンに入れるだけで絶妙な火加減で両面を素早く焼き上げることに「複数の野菜が一緒に調理できるなんてすごい」「加熱方法次第で、野菜の魅力もぐっと引き立つんですね」とご好評いただきました。



可変圧力IHジャー炊飯器「ビストロ」 食べ比べ体験
ビストロ匠技AIでお米の状態を見極めて炊く最高級モデルSR-V10BBと、今年6月発売のエントリーモデルSR-N210Dで備蓄米の炊き比べを実施。「味の違いが分かるだろうか」と半信半疑だった方も、実際に食べ比べてみると、最高級モデルで炊いたごはんに対し、「甘みがある」「粒がしっかりしている」「香りが全然違う!」と驚きの声が多数上がりました。今話題の備蓄米を使った実演は来場者の関心も非常に高く、早々に全ての試食がなくなるほどの盛況ぶりとなりました。


ごはんを使用した発泡酒「DIAMOND BREWERY」
地産地消、フードロス削減を意識した醸造を心がける「DIAMOND BREWERY」に出展いただき、当社炊飯器の開発過程で炊いたごはんを再活用して作られた発泡酒を提供。珍しい実演にこちらもあっという間に試飲がなくなる盛況ぶりとなりました。



「FastLabel」とのAI開発
AIデータプラットフォームの開発・提供を行う出資先スタートアップ「FastLabel(※3)」の、パナソニックHDとの取り組みについて紹介。冷蔵庫内の野菜を識別するAI冷蔵庫カメラの開発プロセスについて解説しました。
※3:くらしビジョナリーファンドの出資先。AIデータプラットフォームを開発・提供

「坂ノ途中」×真空断熱ボックス「VIXELL Box」コラボアイス
メイン会場と同様に「坂ノ途中」のオクラとトマトを使用したオリジナルアイスをサイドイベント会場でも提供。イベント準備期間を含め、4日間アイスが溶けない保冷性能に、「信じられない」「アウトドアでも活躍しそう」など関心をもってご体感いただくことができました。

【健康】
体質的にかかりやすい疾患が分かる!?「Zene」×「松下記念病院」実証研究
ゲノム解析サービスを展開する「Zene(※4)」と「松下記念病院」の連携で実施した、ゲノムデータと健康診断データに基づく、生活習慣予防に向けた実証研究について紹介。ゲノム情報は生涯不変で、一度解析したゲノム情報をベースに、体質リスクに合わせた効率的な予防施策が期待できる取り組みに、多くの方から関心が寄せられました。会場では、唾液採取により簡易にゲノム解析ができる「Zene360」の抽選配布も実施。日頃は事業者向けに展開するサービスとあって、注目を集めました。
※4:くらしビジョナリーファンドの出資先。:ゲノム解析技術を使ったヘルスケアサービスを法人向けに展開

歩行でシニアを元気に!一人ひとりに合ったトレーニング体験
"いつまでも自分の足で元気に歩きたい"シニアの想いをサポートする当社の取り組みとして、歩行トレーニングに関する3つの展示を行いました。データ活用に取り組むAIエンジニアの方など、日頃あまり接点のない業界の方からも活発に意見をいただくことができました。
・「歩行トレーニングロボット」...高齢者施設向け歩行トレーニング機器
・「テレさんぽ」...屋内エンタメ運動ソリューション
・歩行に特化した高齢者向けフィットネス

伴走型美容ケア -「Neautech」との連携
肌のプロによる伴走型の美容ケアを提供する「Neautech(※5)」との連携で、お客さまの課題に合わせてパナソニックの美容家電と美容液を組み合わせたサービスを紹介する展示を行いました5
※5:くらしビジョナリーファンドの出資先:オンライン診療プラットフォームを展開

化粧品×美容家電コラボ -「KINS」との連携
菌ケアに着目した化粧品を展開する「KINS(※6)」の美容液と当社美容機器とのコラボ検討を紹介する展示を行いました。
※6:くらしビジョナリーファンドの出資先:菌ケアに着目した化粧品などを展開

出資先スタートアップ、当社社員、イベント参加者とも共通していたのが「普段とは異なる領域の方々との交流が刺激になった」とのこと。今回、「食・健康」領域以外からも、AI・DX、金融、IT・通信、教育、不動産、メディア関係など幅広い業界から参加いただくことができました。この場から次の新たな「共創」が生まれることに期待です!

(くらしビジョナリーコラボ広報担当)