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昆虫の可能性に注目し、サステナブルな未来へ
近い将来訪れると言われるタンパク危機や、深刻化する温室効果ガス排出問題などのさまざまな社会課題を解決するために、Nutrosect(ニュートロセクト)は「昆虫」の可能性に着目しました。
栄養価の高いアメリカミズアブを、パナソニック独自の技術で効率的に繁殖させ、その栄養素や成分を食料・医療・農漁業・工業などに幅広く活用。地球環境への負荷を減らす循環型のビジネスモデルを確立し、サステナブルな未来の実現を目指します。
※このページに記載されている内容は市場調査用のコンセプトであり、製品・サービスについては開発中です。
タンパク危機の救世主となるすぐれた栄養価
近い将来、地球では人口増加に伴う深刻なタンパク質不足が予想されています。そんな中、未来の代替タンパク源として大きな注目を集めているのが、タンパク質が豊富な昆虫「アメリカミズアブ」です。<br>
Nutrosectでは、パナソニック独自の光技術と製造技術、そして昆虫研究の知見を活かし、栄養価の高いアメリカミズアブの飼育を可能にしました。高品質代替タンパク源として、さまざまな用途に展開していきます。
安全な食品残渣を活用し、環境負荷が少ない飼育モデルを確立
アメリカミズアブの飼育には、飲食品工場から出る副産物など、安全な有機廃棄物を活用します。従来なら捨てられてしまう食品を使うことでフードロス削減につながるうえ、食肉の飼育に比べて飼育時の温室効果ガス排出量や水の使用量を大幅に抑えることができます。
まずはペットフードへ高栄養価・高機能でペットオーナーも安心
Nutrosectの事業化第一弾として、アメリカミズアブの昆虫タンパクをペットフードメーカーに提供し、高機能のペットフードを開発します。
国際情勢の影響による原材料不足が危惧される将来、昆虫タンパクを活用すれば大切なペットに安全かつ高機能な食事を与えることができ、さらに動物性タンパク質(牛・鶏・豚、等々)による食物アレルギーの発症リスクを低減させる効果も期待できます。
食用以外にも、さまざまな分野における可能性を追求
アメリカミズアブは、昆虫タンパク源としてペットフードの原料にするだけでなく、魚粉の代替として養殖用の飼料に活用したり、オイルを抽出して商品化したり、キチン・キトサンを精製して医療や美容分野に役立てたりと幅広い活用が可能です。Nutrosectでは今後、アメリカミズアブの養殖設備の販売も視野に入れ、長期的な事業計画を進めていきます。
TEAM
Ron Whiteford
一之瀬 瞳
Hitomi Ichinose
石田 シンシア 真淑
Cynthia Ishida
高橋 翔馬
Syoma Takahashi