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地域のために家電メーカーは何ができる?「街のでんきやさん」の未来のカタチ「KURA_THINK」に行ってみた

KURA_THINK(クラシンク) | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

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    あなたが暮らす街や、思い出の街で、誰もが見かけたことがあるだろう「街のでんきやさん(パナソニックのお店)」。よく目にはするけれど「入ったことないなぁ」という人も多いかもしれません。

    「街のでんきやさん」は、家電やリフォームなど住まいに関することをサポートし、地域のくらしを支えてくれるお店です。量販店やネットショップとは違い、地域に密着した「でんきやさん」として活躍しています。

    しかし社会の高齢化や人口減少などを象徴とし、時代の流れとともにその役割も変化してきています。そこで新たに生まれたのが「KURA_THINK(クラシンク)」という、パナソニックが提案する、新しい「街のでんきやさん」のコンセプトです。まだ全国に4店舗とのことですが、これまでの「街のでんきやさん」とも全く違う世界観で、新しい取り組みを行なっています。

    変化する社会で、これからの時代にあった「街のでんきやさん」とはどのようなものか。「KURA_THINK」事業を進めるパナソニックのメンバーと、徳島で「KURA_THINK」サービスを導入されているナッティーミマデン夢館様の方々にお話を聞いてきました。

    KURA_THINKの考える未来の「街のできんきやさん」のあり方。 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    KURA_THINKのコンセプト・仕組み
    パナソニックとパナソニックのお店のメンバー全員。左から小澤麻結、 水谷泰久、小山修、篠崎育哉、星合和広さん、星合駿さん、星合照美さん、スタッフの鈴江さん。 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    パナソニックのKURA_THINK担当メンバーとナッティーミマデン夢館様
    店頭にあるKURA_THINKの看板。 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    コーヒーも飲める。美容家電の定額利用もできる。料理体験もできる。これが「でんきやさん」?

    牧野徳島駅から車で20分ほど。落ち着いた住宅街の一角にKURA_THINK(ナッティーミマデン夢館様)がありました。外観は電器屋さんのようでカフェのようにも見えます。中に入ると、確かに家電が置かれていますが、どこからともなくコーヒーのいい香りがします。それもそのはず、豆をローストして、挽きたてのコーヒーを販売。店内で飲めるように、カウンターやテーブルがすぐ横にありました。

    店内にあるカフェスタンドの様子。手前には地域のお菓子が並んでいる。  | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    カフェスタンド。店舗でコーヒー豆のローストから行っている

    牧野このお店で提供しているのは、シングルオリジンの豆を使ったスペシャルティコーヒー。焙煎したての味と香りを楽しめるという贅沢なもの。それが350円なのだからとてもお得に思えます。

    地元徳島で人気の手焼きドーナツ専門店「わっか堂」と提携して焼き菓子も販売。コーヒーとドーナツのセットを楽しめます。どちらもとっても美味しくいただきました。

    おいしそうなシングルオリジンコーヒーとドーナツ。  | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    豆はいくつかの国から選ぶことも可能。コロンビアを注文

    牧野あれ、僕は「でんきやさん」のレポートに来たはずでは?コーヒーとドーナツをゆっくり味わっていていいのだろうか???これではカフェレポートになってしまう。

    小澤いいんです。それがこの「KURA_THINK」という新しい「街のでんきやさん」のスタイル、そして価値なんです。

    パナソニックのKURA_THINKメンバー三名。水谷泰久、篠崎育哉、小澤麻結。  | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    「街のでんきやさん」にKURA_THINKサービスを提案するパナソニックのメンバー。左:カフェスタンドサービスや地域連携を担当する水谷泰久、中央:KURA_THINKの立ち上げから携わるリーダーの篠崎育哉、右:美容家電定額利用サービスを担当する小澤麻結

    牧野ありがとうございます!さっそくお話を伺いたいのですが、どうして「でんきやさん」でコーヒーを販売しているのでしょうか?そもそも「KURA_THINK」とはどのようなものでしょうか?

    篠崎KURA_THINKは、「街のでんきやさん」の新しい形を探求し、事業化しているモデルです。2023年10月時点で、全国に4店舗あります。KURA_THINKは、パナソニックの商品を販売するだけでなく、商品の価値を更に伝える「コトサービス」を提供します。新しいくらしのあり方、楽しいことやワクワクするものごとを提供することで、地域のお客様とつながる場所にしたいという思いがあります。

    牧野それがキャッチコピーにある「くらしのワクワク、おいてます」ということですね。

    篠崎遠くのお客様ではなく、近くのお客様に使ってもらえたら。もともと「街のでんきやさん」とはそういうお店でした。でも量販店やインターネットでも買い物ができるようになって、遠くに買い物にいってしまうようになりました。だから、いちばん身近な「でんきやさん」が、もっと楽しい場所になったら、みんなもっと来てくれるんじゃないかという発想です。

    低単価・高頻度で来てもらえるサービスで、日常的に訪れる「でんきやさん」へ

    小澤現状のKURA_THINKはカフェスタンドサービスと、まとめづくり料理体験サービス、美容家電定額利用サービスの3つを提供しており、頻度多く定期的に来店していただくことで、お客様と親密な関係を作っています。

    KURA_THINKで提供する三つのサービス。相談の場、憩いの場、集いの場。 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    KURA_THINKで提供する3つのサービス

    小澤お店側も、そういうお客様との接点が持てると「もっと接客に力を入れよう」という思いも生まれて、お店を綺麗に保ったり、SNSによる情報発信の頻度も増える。すると、「街のでんきやさん」を知り、来店客が増え、本来の「でんきやさん」としての価値が地域に定着し、お店の運営そのものがより楽しくなっていく。そういう地域商圏での循環をつくっています。

    篠崎ここ数十年の「街のでんきやさん」は、お客様のところへの「訪問」が基本活動になっています。訪問は、もちろん大切な活動ですが、KURA_THINKは、店舗にちゃんと来てもらえる機能がある「街のでんきやさん」です。

    家電を売るという価格だけの商売ではなく、地域の全てのお客様と、日常の会話の中で、お困りごとを聞いたり、すぐに動けたりする。地域に開放された「街のでんきやさん」が、未来のでんきやさんのイメージです。

    KURA_THINKのビジネス的構想の図。訪問だけでなく、来店による定着化へ。 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    KURA_THINKのビジネス的構想

    水谷「コーヒーがすごくおいしかった」とかそういうやりとりで「よかったらまた来てくださいね」くらいの感覚がいいですよね。居場所であったりだとか、コミュニティ的な要素を持ったでんきやさんになっています。

    「ご販売店様⇔パナソニック」の関係性も新しく。自主自立・共存共栄の両立を

    小澤KURA_THINKでは、店舗づくり、接客、設備、ユニフォーム、食品の衛生管理、そして仕入れから粗利率の管理などをパナソニックがサポートしています。どれも赤字にならないようにビジネスを組んでおり、すべてマニュアルを整えて、日々アップデートしています。

    篠崎普段、電器屋さんを利用したことがない人からすると、電器屋さんのお店には気軽に入りづらいですよね。でもここでは地元のドーナツも販売している。みんな喜んで買ってくれるんですよ。その中で「ドライヤーが壊れちゃって」みたいな話になる。そういうつながりを作ることが大切だと考えています。

    地元のわっか堂さんのドーナツ。 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    水谷別の店舗ではありますが、4日間でドーナツが300個も売れたこともありました。

    牧野すごいですね。

    水谷お子さん一人で来たりもします。おつかいとかで。

    篠崎そういう風にいろんなお客様が頻度よく来てくれることで、商売をすることが楽しくなりますよね。

    ナミッティーミマデン夢館の看板娘モモちゃん  | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    お店の看板娘モモちゃん

    牧野KURA_THINKのビジネスモデルについてもう少しお伺いしてもいいでしょうか。

    水谷パナソニックのお店は現在約7,000店舗あるのですが、そのうちKURA_THINKを導入しているのはまだ4店舗だけです。試行錯誤しながらというタイミングでもあるのですが、やはり導入にもハードルがあります。初期費用(店舗改装)や、月額3万円のロイヤリティをお支払いいただいています。その月額から販促活動などのサポートを継続的に行なっています。

    篠崎普段はお店から費用はいただかずに販促支援しておりますが、KURA_THINKはお店の主体性が重要となるため、「お金はこれくらいかかります。ルールや制約もあります。」と、はっきり伝え、それでも賛同してくれる方々と展開しています。

    店内にあるKURA_THINKの暖簾。BEAUTYコーナー| Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    小澤パナソニックと「街のでんきやさん」の関係性をよりよいカタチに変えていくことが大切だと思います。篠崎さん、やっぱりKURA_THINKでそこが変わった実感はありますよね?

    篠崎それは間違いなくありますね。お店の自主自立と、我々との共存共栄が必要で、お互いがパートナーとして、もっと成熟した関係の構築が必要だと思います。KURA_THINKという新たなカタチを通じて、その実現は可能だと考えています。店舗の設計や運営まで、我々もきちんと伴走しながら、共存共栄を追求していけるはずです。

    4店舗すべてが成功モデル。未来の「街のでんきやさん」への手応え

    店頭には「あなたの街のでんきやさん」ののぼりが。 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    篠崎KURA_THINKを実現するため、神奈川県(Fujisawaサスティナブルスマートタウン)にモデル店をつくり3年間ほど検証を行ないました。最初は批判も多くもらいました。社内でも、どうせ何年かで終わるんだろうなという空気もありました。

    牧野4店舗を実現して、社内外の空気も含めて変わってきているなと?

    篠崎一店一店ができるたびに、その実感はあります。関わってくれている人が広がっていて、今までなら来てくれなかった人たちがお店に来てくださり、今のところ立ち上げた4店舗全てが、その商圏における成功モデルになっています。「街のでんきやさん」だけでなく、我々現場社員や関連会社の人たちも、「街のでんきやさん」のポテンシャルに気づきはじめています。

    もちろん、電器屋さんとしての本来の機能は大前提です。電器屋さんの事業がなければKURA_THINKはできません。

    何が変わったのかといえば、店舗のイメージと、ユニフォーム、簡単な接客と、コーヒーのようなサービスくらい。それだけでもすごく印象が変わります。店舗の経営も、もっと楽しくなる。

    水谷パナソニックと、パナソニックのお店と、お客様、みんなにメリットがある仕組みにしたいですね。「また来たい」と思ってもらえるようなお店になることで、訪問販売と来店のバランスの取れたお店になります。お客様にとっても、自分の街にそういう気軽に相談できる場所があるというのは意味があると思います。

    <お客様の声のご紹介>

    牧野KURA_THINKにお越しいただいたふたりのお客様に話をうかがいました!

    KURA_THINKに訪れるユーザーのT.Nさん。料理教室の開催を検討中。  | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    KURA_THINKに訪れるユーザーK.Mさん。美容会員として定期的に来店。 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    KURA_THINKは、五感で楽しめるお店。お客様も、従業員も「楽しい時間を過ごせる」場所に

    店頭にて、ナミッティーミマデン夢館のみなさま。 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    KURA_THINKナッティーミマデン夢館様のみなさん。左:奥さまの星合照美さん、中央左:社長の星合和広さん、中央右:店長の星合駿さん、右:スタッフの鈴江さん

    牧野今度はパナソニックのお店を経営する、ナッティーミマデン夢館様のみなさんにもお話を伺いたいと思います。

    和広さん
    和広さん

    私はもともと20代から電器店をさせてもらっていて、このKURA_THINKを営業しています。KURA_THINKサービスは特に女性の利用者様が多く、妻や女性従業員が中心に活動しており、私は従来の電器屋さんに従事しています。

    照美さん
    照美さん

    普段は家電販売と合わせて、経営や経理や受付を担当しています。KURA_THINKを始めてからは一変して、お客様と接する機会が多くなったので、接客をメインに行うようになりました。

    牧野 今日もたくさんのお客様がいらっしゃってましたね。

    照美さん
    照美さん

    そうですね、いつもこんな感じですね。

    駿さん
    駿さん

    家電販売や電気工事やリフォームという「街のでんきやさん」としての業務に加えて、KURA_THINKではコーヒーをいれたり地域のお菓子屋さんとの連携をしたり、イベント出店なんかも行なっています。SNSの更新もやっていますね。

    牧野SNSの更新まで・・・すごいですよね。

    駿さん
    駿さん

    SNSはリテラシーも求められるので大変ですね。でも昨日もお客様からDMをいただいて、すぐに修理に伺うというようなこともありました。量も質もこれからなんですが、うまく使えるように頑張っていきたいと思います。

    星合和広さんの背中にはKURA_THINKの大きなロゴが。 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    KURA_THINKのユニフォーム

    牧野どうしてKURA_THINKを導入しようと決意されたんでしょうか。

    駿さん
    駿さん

    祖父の代からずっとパナソニックの街のでんきやさんをやっていて、一度、神奈川県のKURA_THINK(※)を見学させてもらったんです。これだったら私たちの地元でもできるかもしれないと思い検討をはじめました。実際にお店を見られたことが大きかったですね。

    見学に行かせてもらって、KURA_THINKは、五感で体験できるお店だと感じました。コーヒーひとつでも、目で見て、香りを感じて、パチパチと音が聞こえて、コーヒーを味わうことができます。

    ※神奈川県「Fujisawaサスティナブルスマートタウン」にあったパナソニックの直営モデル店。2021年2月末閉店。

    シングルオリジンで丁寧に淹れてくれるおいしいコーヒー。 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    駿さん
    駿さん

    今ネットでもボタンひとつで家電は買えます。量販店に行けば価格も安いかもしれない。「街のでんきやさん」が生き残っていくには、やはり「価値あるリアルな体験」を提供するしかありません。カフェだけでなく、料理の体験や美容の体験、それらすべてパナソニックの家電で楽しんでもらえるという場所が大きな魅力だと思います

    中でも低単価のサービスがあるのは大きいですね。コーヒー350円、お菓子は100円代から。地元のお菓子屋さんと提携したりとシナジーも生まれています。

    牧野谷本さん(料理教室を開催されるお客様)も、最初はドーナツを買いに来たとおっしゃっていましたね。そういう電器屋さんへのハードルが下がっているのはいい仕組みですね。

    照美さん
    照美さん

    今までは家電を「売る」ためのイベントや販促活動をしていました。でも今は、お客様が楽しい時間を過ごせる場所になった感じがしています

    牧野 以前の業態と今のKURA_THINKではお客様の反応にどのような違いがありますか?

    駿さん
    駿さん

    まず商圏が変わりました。価値がある場所だと思ってくれたら、車で30分かけても通ってくれる人たちがいます。美容会員の方も現在17名ですが、ほとんどが2年間続けてくれています。新規の方が商圏を問わず来てくれることが僕としては大きな収穫でした。

    あとはファミリー世代(30代~40代)のお客様が本当に来やすくなったと実感しています。子ども連れでドーナツを食べにきてくれて、その間にお父さん/お母さんは家電についての商談をしたり。すごかったのは、まとめづくり料理体験サービスに3世代で参加してくれた方もいらっしゃいました。

    料理教室の開催の様子。 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    料理体験を楽しむKURA_THINK会員のお客様とスタッフの鈴江さん(画像提供:KURA_THINKナッティーミマデン夢館様)
    和広さん
    和広さん

    以前はここから少し離れた場所で30年くらい商売をしていました。やっぱりそれくらい時間も経つと、元々のお客様も高齢化していきます。新しい家電は、それほど必要じゃなくなります。

    それがKURA_THINKになって、新しいお客様が来店してくれるようになると「あれも欲しい」「これも欲しい」といろんなものを欲しがってくれます。やっぱり若い世代に対しても商売をしていきたいなと実感しています。

    照美さん
    照美さん

    やっぱり自分たち自身が楽しめてなかったら、お客様も来て楽しいわけがないですよね。私たち自身も高齢化するし、お店も古くなっていく。商品だってだんだんと売れなくなる。どうやって売上を伸ばそうかという葛藤がつねにあったわけです。それは私たちだけでなく全国の店舗でも起きていることだと思うんです。

    これまでは、例えば電池を買いに来るお客様は電池を買ったらすぐに帰るんですよ。でもパナソニックのお店って、たくさんの商品を届けられる権利を持ってるんです。パナソニックの人たちもものすごく頑張って商品を作ってくれてるんです。いろんなものを届けられる可能性を考えて、私たちはKURA_THINKにしたんです。来店した人たちのニーズに合わせて商品が提案できるし、また次の商売につながるかもしれない。

    ナッティミマデン夢館の星合照美さんの笑顔 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    KURA_THINKの楽しさを笑顔で語る照美さん
    駿さん
    駿さん

    オープンしてからさまざまなところとコラボイベントも行っています。お店にジェラート屋さんがきてくれたり、逆に我々が出店しにいったりもあります。サーフショップとか動物園とか。そういう風に電器屋さんに声をかけてくれるなんて前はありませんでした。ただ家電売るだけ、電気工事だけやってた時には、なかなか輪に入れなかったようなところと、いい意味で繋がっていけているなと思いますね。

    <取材後記>

    コーヒーを飲みながら、気軽にくらしの相談ができる。コミュニケーションを通じて、人の温かさや「つながり」を感じることができる。そんな「街のでんきやさん」があることは、社会やくらしを間違いなく豊かにするはずです。
    KURA_THINKはまさにそのような「つながり」を作ることに特化している「でんきやさん」でした。優しい空気が流れていて、自分の街にもこんな場所があればいいとシンプルに思います。KURA_THINKを日本のいろんな街で見かける日を楽しみにしています。

    KURA_THINKの夕方の外看板。 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

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    KURA_THINK クラシンク | パナソニック家電を通じた豊かなくらしを提案するでんきやさん

    KURA_THINK(クラシンク)は皆様の地域に密着したパナソニックのでんきやさんです。パナソニックの商品やサービスを通じて美容に関するお悩みや生活が豊かになる暮らしを一緒に考えご提案し、お客様とともにワクワクする新しいライフスタイルを生み出していきます。家電製品の実体験に加え、コミュニティスペースの提供やくらしサポートサービス、食・健康・美容に関するイベントを実施しています。 家電や生活についてお悩みのある方、新生活を始められる方、まずはお気軽にお立ち寄りください。

    Profile

    篠崎 育哉(しのざき・いくや)
パナソニックマーケティングジャパン株式会社 専門店営業センター 販売網推進部  | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    篠崎 育哉(しのざき・いくや)

    パナソニック マーケティングジャパン株式会社 専門店営業センター 販売網推進部
    1994年入社 。営業、企画、情報、販売網の仕事に従事。2015年4月より地域専門店政策の改革を手掛け、新ブランドショップ構想プロジェクトを発足、2018年から藤沢サスティナブルスマートタウンでテストマーケティング店舗「パナソニック クラシンク」をオープンし、3年間の実証を行う。現在は、クラシンク本部(機能)を運営し、全国展開を図っている。

    私のMake New|Make New「VALUE」
    パナソニックショップ様(あなたの街のでんきやさん)」とパナソニックが一緒になって、地域のお客様へ新たな価値を創造し、お客様一人一人のWell-Beingを実現してまいります。


    水谷 泰久(みずたに・やすひさ)
パナソニックマーケティングジャパン株式会社 専門店営業センター 販売網推進部 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    水谷 泰久(みずたに・やすひさ)

    パナソニック マーケティングジャパン株式会社 専門店営業センター 販売網推進部
    2000年に入社。 専門店営業からスタートし、新規開発営業、量販営業、企画販促の仕事に従事。その後、2020年4月よりKURA_THINKの全体企画・販促支援などを手がけている。

    私のMake New|Make New「未来のでんきやさん」
    KURA_THINKがパナソニックショップの核となり、お客様が日常的に集う、
    地域コミュニティの場となるよう取組んで行きます!


    小澤 麻結(おざわ・まゆ)
パナソニックマーケティングジャパン株式会社 専門店営業センター 販売網推進部 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    小澤 麻結(おざわ・まゆ)

    パナソニック マーケティングジャパン株式会社 専門店営業センター 販売網推進部
    2009年入社 。量販店営業、企画販促の仕事に従事。2019年4月よりKURA_THINKの全体企画・販促支援などを手がけている。

    私のMake New|Make New「ワクワク」
    KURA_THINK にかかわるご販売店様とお客様がワクワクを感じられるような販促、きっかけを提供し、パナソニックの価値を高めていく活動をしていきます。

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