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デザイン雑誌編集者が思った、聞いた。「パナソニックの家電、なんか変わってきた?」

Algorithm Data | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

「パナソニックの家電が、少しずつ変わってきたような」

と語るのは、デザイン雑誌編集者の廣川淳哉さん。ここ最近も、手のひらシェーバーの「パームイン」、2024年9月発売のドライヤー、「ナノケア」シリーズなど、デザインの視点でパナソニックの家電やデザイン全般を取材、執筆されています。

今回は、パナソニックの家電のデザインの話。

前半は、廣川さんが感じたこと。後半は、パナソニックの家電のデザインをリードする吉山豪のインタビューをお届けします。

Index

    パームインとドライヤーについて思ったこと

    時々、パナソニックのデザインについて取材するようになったのは2018年ごろから。

    2018年は、京都の四条河原町に、パナソニックの新しいデザイン拠点ができたタイミングです。その時に書いた記事を見返してみると、タイトルは、「次の100年に向けて変革するパナソニックのデザイン」でした。

    あれから6年。

    確かに最近、変わってきているように思います。「パームイン」もドライヤーの「ナノケア」シリーズも、これまでになかった商品と感じて、取材を申し込んだのでした。と同時に、自分もけっこうパナソニックの家電を使っていることに気づきました。もちろん、いろいろ吟味しつつも、なんとなく買ったものです。

    今日は、パナソニックの家電のデザインについて、一人の利用者としての視点も交えながら、思ったことを発表していこうと思います。そして、気になった3つのことを、パナソニックの吉山豪さんに聞いてみました。

    手のひらシェーバーのパームインは、手のひらに乗るようなコロンとした形の、シェーバーっぽくないシェーバーです。これまでのシェーバーって、ヒゲを剃るヘッドのところと、使うときに握るハンドルを組み合わせた、縦長のスピード感に溢れた形をしていて、黒いものが多かった。

    対してパームインは、シェーバーとしての機能はそのままに、縦長のシェーバーをぎゅっと上下に押しつぶして丸っこくしたような形。手のひらシェーバーという名にふさわしい、コロンとした形をしています。色は黒もありますが、いろんなところで紹介されているのは白いものが多い。これまでのシェーバーとはぜんぜん違うものであることが一目で分かるその姿は、洗面台にそのまま置いても違和感なさそうです。

    髭がある男性と髭を剃っている男性のイラスト | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    以前の取材内容を振り返ってみると、この新しい形を発想した原点には、「シェーバーのグリップではなく、ヘッドの部分を握って使っている人がいる」という調査結果があったとか。そういう裏付けや、「これまでの形を疑ってかかる」というデザイナーの視点が新しい形につながっています。

    2024年9月発売の8万円超えのドライヤー「ナノケア」シリーズは、一筆描きしたような、始めからこの形があったかのような滑らかなプロダクトデザインと思いました。細かい話をすると、本体の裏側のネジ穴を塞いで見えなくしてあって、ひとつの商品としての完成度がとても高くなっています。

    担当したデザイナーの人たちは、ドライヤーのフラッグシップにふさわしいように、すでに発売中のドライヤーを分解して、どのように小さくできるかを検証したり、目指す形の実現に手を尽くしたりしたとか。シンプルな形でありながら、搭載した機能を使いやすいように、液晶ディスプレーを使うことを提案したのもデザイナーで、液晶部品の選定にも携わったそうです。

    さらに、2つの商品に共通しているのが、商品が入ったパッケージもしっかり用意されていること。店で買って持ち帰って、ネットなら買って届いて、開封するときにどんな気持ちになってもらいたいか。初めて使うときの気持ちや、これから長く使っていく間に深まっていくはずの愛着を持つきっかけをどのように演出するか。デザイナーの仕事が行き届いています。

    といったように、パナソニックの家電のデザインが少し変わってきています。デザイナーが商品開発の早い段階から関わって、これまでになかったようなおもしろい商品開発につながっているのも共通点です。でも、変わっているのは、今までになかったような、こうした商品だけではないようです。

    買った炊飯器や掃除機、気になる家電について思ったこと

    というのも、家の中を見渡すと、パナソニックの家電をいくつか使っていることに気づきました。ここ数年で新調したものだと、炊飯器とコードレス掃除機があります。それまではあまりパナソニックの商品を積極的に使ってきたことがなかったので、いつの間にか、なんとなく、気がついたら選んでいたことになります。

    そもそも、この炊飯器とコードレス掃除機という2つの家電に求めることはそこまで多くなくて、機能としては普通に使えること。機能というよりも、家の中にあっても良さそうな感じのものがいいなという視点で、選びました。

    炊飯器は、機能的にはご飯を炊ければよくて。良さそうなものを探したら、丸くて、なんとなく羽釜を思わせる形のものがあって、それがパナソニックのものでした。両手で抱えると、底のところに手をかけられるくぼみが付いていて、持ち運ぶたびに気が利いてるなあと思います。

    コードレス掃除機は、前に使っていた海外ブランドのものが壊れたタイミングで。こちらもネットでいろいろ比較して買ったのがパナソニックのものでした。

    マットで白い本体。言ってみればこの見た目で選んだだけですが、使ってみると当然掃除は普通にできるし、バッテリーの持ちも、「きれたら掃除が終わったサイン」くらいのちょうどよさ。ゴミが溜まるホルダーのところに、わざわざ小さなハケみたいなのがちょこんと付いていて、ゴミ捨てのたびに「らしいなあ」と思います。

    その後、パナソニックから、ゴミを集めるドックが付いたセパレート型のコードレス掃除機が出ていました。今後買い替えることがあれば、ちょっと使ってみたいなと思っています。

    ちょっと使ってみたいなつながりでいうと、パナソニックのレイアウトフリーテレビや、こないだふと、「こんなの出てたんだ」と思ったコンパクトホームベーカリーも気になっています。

    レイアウトフリーテレビが気になったのは、自分がいつも、家の中の同じ場所にいると思ったから。これまで、いくつかの家に住んできたものの、部屋数や広さにかかわらず、だいたい定位置があってそこにいることに気づきました。いつも、デスクの前か、テレビの前。テレビの前は、そこにソファがあったりテーブルがあったりするからかもしれません。テレビが家具の配置を決めて、人の居場所も決めています。

    だったら、移動可能なテレビがあれば、家や部屋をもっと自由に、広く使えるんじゃないかと思って興味を持ったのでした。白いテレビというのも、なかなかないように思います。

    コンパクトホームベーカリーは、そのうち実家用に買おうかなと思っています。今、実家で使っているのは年季が入った1斤タイプで、うまく焼けないらしい夏場以外はけっこう使っているようです。

    一斤と約0.6斤の食パンのイラスト | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    でも1斤だとちょっと大きいはずなので、毎日焼いて、毎日食べられる0.6斤サイズはちょうどよさそう。年季がはいっているものの、同じ1斤サイズのホームベーカリーへの買い替えのタイミングはなかなか掴めません。小さくすると需要が生まれる。こういうアイデアは、けっこう好きです。

    家電デザインをリードする吉山さんに3つの質問

    そんな事を考えていたら、パナソニックの家電って何を目指しているのかとか、いくつか聞いてみたいことができたので、パナソニックで家電デザインのクリエイティブをリードする吉山豪さんに聞いてみました。まずは、家電のデザインに共通するコンセプトから。

    その1「家電に共通するコンセプトは?」

    ――今日は30分しかないんですが、よろしくお願いします。最近、パナソニックの家電のデザインが変わってきた気がして。目指しているとか、ブランドに共通するキーワードってあります?

    吉山

    「なんとかデザイン」みたいなコンセプトがあるかどうか、ですよね。しょっちゅう聞かれるんですけど、僕らが扱っているのは領域が広いくらしの家電です。冷蔵庫や空気清浄機みたいにインテリアに溶け込んでいくもの、卓上で使うキッチン家電、道具感の強いシェーバーだと、デザインのアプローチ自体もまったく違いますし、くらしは常に変化していくので、統一とか共通ということはないですね

    ただ、最近は、家電は何に寄り添っていくべき商品かという議論をチームでよくしています。今、取り組んでいるのは、どこに寄り添っているかわからない、中途半端な立ち位置の家電をなくしていくことです。

    ――「寄り添う」といいますと。

    吉山

    例えば、冷蔵庫みたいな大型のものって、使い勝手や性能もありますが、部屋の中の佇まいとして存在している比重が大きい家電ですよね。デザイナーがあれこれ造形的な遊びを入れていくと、売り場では目立っていいかもしれないですが、いざくらしの中に取り入れると違和感が漂ってしまいます。

    だから、いかに壁や空間に馴染むものになるか。冷蔵庫みたいなものはインテリアに寄り添っていくことが重要です。これを、「家電の壁化」と表現しています。家電のデザインは、まずは商品の立ち位置をしっかりと整えることが大事です

    冷凍冷蔵庫 ESタイプ NR-C37ES1/NR-C33ES1 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    ――「"Future Craft"フューチャークラフト(※)」というデザインフィロソフィーはありますよね。

    ※パナソニックのデザインフィロソフィー。「人の想いを察し、場に馴染み、時に順応していくこと 未来を丁寧に創りつづける それがパナソニックのデザイン」

    吉山

    はい。なのでそれ以上、余計な言葉を付け加えずに、デザイナー個人の発想みたいなものを広げていくことで、結果的にくらしに必要ないい家電が生まれると思います。制限だらけのなかでやっていくよりも、おおらかなデザインができたほうがいいと、僕は思っているんですね。

    そもそも、デザイナーって、現状に満足しないというか、あたり前をずっと疑っている人が多いと思います。だから、発想の出発点としては、「これで人を驚かせたい」とか、「今の商品を超えてやろう」といった野心みたいなものがあってもよくて。

    最近の若いデザイナーは、発想の原点みたいなものをいっぱい持っています。そこに言葉みたいなものでブレーキをかけないようにしています。そうやって始まって、ある程度進んだ段階で立ち止まって、理性的に考えると、いいデザインにつながると思います。

    ヘアードライヤー ナノケア EH-NC80/EH-NC50 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    2024年度グッドデザイン賞で、グッドデザイン・ベスト100を受賞したヘアードライヤー ナノケア EH-NC80、EH-NC50。デザインと技術が融合し、上質で快適な使用体験を実現する美しいプロダクトデザインが高く評価された

    その2「パナソニックのシンプルって?」

    ――もう一つ聞きたかったのが、最近、自分の部屋に合いそうなシンプルなものを探していたら、パナソニックの家電を選んでいることに気づきました。パナソニックが目指すシンプルってありますか?

    吉山

    要素を削ぎ落としてシンプルにするからこそ、品質、性能を上げていかないといけないと思います。いくら形がきれいでも、日々使っていて、品質面で引っかかりがあるとだめだと思うんですよね。その両立を目指しています。

    例えば冷蔵庫だと、うるさいとか、扉のパッキンがすぐに緩んできたりだとか、庫内の工夫もあまりないということだと、パナソニックのデザイン的にはだめですね。

    ――見た目をシンプルにしていくと、デザインするところがなくなったりしませんか?

    吉山

    シンプルにするということは、全体として調和が取れるように、部材一つ一つをシビアに見極めないといけません。ドアの開け閉め、部品一つ一つのクオリティ、ヒンジの強度だって、いろんな視点から吟味しています。その先に、「これを買いたい」「これじゃなきゃだめ」という選ばれる商品が生まれると思います。

    冷凍冷蔵庫 ESタイプ NR-C37ES1/NR-C33ES1 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    2024年度グッドデザイン賞で、グッドデザイン・ベスト100を受賞した冷凍冷蔵庫 ESタイプ NR-C37ES1、NR-C33ES1。高い理想を掲げ、不要な形やギミックを用いず、デザイン的品質をものづくりに結実させた点が高く評価された

    ――ディテールの積み重ねが、シンプルの実現につながるわけですね。

    吉山

    パナソニックはもともと、お客様から信頼感や安心感を持っていただいている企業なので、デザイン的に品質に懸念があるものを作るというのは、企業の存続さえも危ぶまれるような行為です。パナソニックのデザインにはそれくらい大きな責任があって、そういう意識はチーム内でも浸透していますね。

    その3「新しい家電をつくるには?」

    ――それでは最後に、パームインみたいな新しい家電ってどうやってデザインするんでしょうか。

    吉山

    パームインは、ストーリーの再定義というか、商品自体の自己否定がうまくできた商品です。それまでのあたり前を思い切って捨てるというのを、デザイナーがうまくアプローチしています。

    ラムダッシュ パームイン | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    ――それまでのあたり前って?

    吉山

    以前のシェーバーは、「いかに深く剃るか」「いかにやさしく剃るか」ということが開発の視点のすべてになってしまっていて、そのストーリーの中での商品開発が続いていました。でもそれだと当然、そのうち頭打ちになりますよね。

    パームインはあの形もそうですし、使う人のことを考えたら、絶対にこのサイズにしたいというデザイナーの強い考えがありました。だけど当初、技術者に「そんなに小さくならないよ」と言われて。でもデザイナーも譲らなかったんですね。そういうやり取りをしているうちに、技術者によってテクノロジーの変革や更新が行われて、時代に合った性能が生まれたんだと思います。

    ――ほかにもそういうエピソードってありますか?

    吉山

    パーソナル食洗機「SOLOTA」もそうですね。ビルトインじゃない食洗機って、難しい家電なんですよ。スペースのことを考えると本当はビルトインがいいんだけど、賃貸だったりするとビルトインを入れるのが叶わなくて、キッチンのどこかに仕方なく置かないといけないという家電です。そういう状況の中で、担当デザイナーは、「洗える食器棚」というコンセプトを掲げました。

    パーソナル食洗機 SOLOTA | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    ――「洗える食器棚」とは?

    吉山

    アプローチとしては、食洗機を嫌な存在にさせないという考え方です。可能な限り薄くコンパクトな形を目指しながら、食器カゴみたいに食器を置いた姿を見せるというものです。

    ――存在自体のネガティブさを払拭するという。

    吉山

    サイズを小さく抑えたSOLOTAは、少ない水量でも汚れをきちんと落とす技術開発が必要でした。テクノロジーがついてこないと、新しいものはそもそも生まれません。でも、SOLOTAは、デザイナーがまず、佇まいや商品性を具現化したからこそ実現できた。デザインの提案が開発を加速させたんです。

    デザイナーは、形だけではなく、よりくらしが充実する方向に向かうために仕事をしています。デザイナーが独りよがりになることなく、どこまで技術者を触発できるかが、長く使ってもらえる、新しい家電をつくることの肝かなと思います。

    「なんか、変わってきた?」と思わせるものとは?

    吉山さんの話を聞いてみて分かったのは、パナソニックの家電は、くらしのいろんなシーンで違和感にならないもの。大きなものはインテリアに溶け込んでいくようなもの。使い勝手としては、使っていて「あれ」とか「おや」とか、ならないもの。見た目も使い勝手もシンプルにしたい、ということでした。

    そういう考えに基づいて、パームインだったら、洗面台に置いてあってもしっくりくるような見た目で、ヘッド部分を握って使っている人に応えるような新しい使い方の提案を同時に果たしています。

    SOLOTAなら、そもそもキッチンに置きたくないというネガティブな存在である食洗機を、「これならあってもいいかも」という存在に変えようとしています。

    2018年から始まった、パナソニックのデザインの変革。

    家電のデザインで言えば、シンプルな見た目とシンプルな使い勝手の両立によって、大きく変わったものや小さく変わったものがあります。小さく変わったものは、注意して見ないと、その変化になかなか気づけないかもしれません。でも、こういった大小の変化が積み重なることで、少しずつ、「なんか変わってきた?」という印象につながっているんだと思います。

    一回の食事で使用する食器のイラスト | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

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    パナソニックデザインが取り扱う事業領域や活動地域は多岐にわたります。私たちの活動の一端をご紹介します。

    Profile

    廣川淳哉(ひろかわ・じゅんや)さんの写真 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    廣川 淳哉(ひろかわ・じゅんや)

    編集者。『日経デザイン』『AXIS』といったデザイン雑誌やライフスタイル、カルチャー雑誌、企業やブランドの冊子やウェブサイト、オウンドメディア、クリエイター個人の情報発信といったコミュニケーション全般を編集しています。

    東京・千駄ヶ谷にあるコクヨのショップ&カフェ「THINK OF THINGS」のネーミング、アルテック×タカラトミーアーツの「ガチャ」、旧国立競技場×カリモクのチェアなどの商品企画、書籍『マツダデザイン』、『中川政七商店が18人の学生と挑んだ「志」ある商売のはじめかた』なども。
    ピザを片手にデザイナーとフォークやナイフについてあれこれ語る「カトラリー研究会」をやっています。


    吉山豪(よしやま・つよし)さんの写真 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    吉山 豪(よしやま・つよし)

    パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 くらしプロダクトイノベーション本部 デザインセンター
    チーフ・クリエイティブ・ディレクター

    1991年入社。オーディオ・ビジュアル関連機器、 ”LUMIX” ”D-snap”などのエンターテインメント商品から、調理・キッチン家電等のくらし家電、水栓、キッチン・洗面等のプロダクト・空間デザインまで幅広く担当。2022年クリエイティブ・ディレクターとして”Bistro”、食領域の先行デザイン開発をリード、2023年くらし家電全般を担当する現職に就任。
    iFデザイン金賞、GOOD DESIGN AWARD金賞、その他受賞歴多数。

    私のMake New | Make New 「日常」
    日々のくらしの確かな助けや潤いとなれるように丁寧に、大胆に考えます。

    • 取材・執筆:廣川淳哉
    • イラスト:ヒラノトシユキ
    • 編集:MNM編集部

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