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第6期のビジネスコンテストが本格始動、オンラインでも伝わる「熱い想い」

第6期のビジネスコンテストが本格始動、オンラインでも伝わる「熱い想い」 | くらしビジョナリーコラボスタートアップと、くらしでつながり新しい価値や事業を創出するオープンイノベーション活動

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    今年度もパナソニックの新規事業創出活動Game Changer Catapult(以下、GCカタパルト)の第6期ビジネスコンテストがスタートしました。その説明会は、昨年度と同じくオンラインで実施。今年度も社会課題解決を目指す、熱い想いを持つメンバー達が説明会に参加しました。今回はビジネスコンテスト始動にあたってGCカタパルトの現状などを紹介します。

    GCカタパルトは社会課題解決を目指す熱い想いを持った人たちの「発射台」

    こんにちは、GCカタパルト事務局の鍛冶です。私は2017年にパナソニック入社。元々は家電のマーケティングに関係する部署で、マーケティングや販促企画などを担当していました。実は私自身もGCカタパルトの3期生として、ビジネスコンテストに挑戦したことがあり、新規事業創出活動の魅力である「顧客に寄り添った事業開発」に心を動かされた一人です。そうした経験をもとに2020年度下期から事務局に参画し、現在は運営側としてビジネスコンテストをサポートしています。
    改めてGCカタパルトについて説明しますと、価値のパラダイムシフトが起き、大きく変化している社会において、新しい価値や体験を提供する未来の「カデン」を生み出すことを目的にGCカタパルトは誕生しました。カタカナで表記された「カデン」の文字には「従来の家電製品のようなハードウェアに限らず、サービスやコンテンツなども含めて新たな価値提供を実現する」という想いが込められています。それらの新規事業を生み出すことにより、社会課題を解決しようという情熱を持った人たちの為の「発射台」となることがGCカタパルトの役目です。
    冒頭でも触れたように、主な取り組みであるビジネスコンテストが今年度もスタートしました。今後のスケジュールとしては、4月の説明会後にエントリーシートの提出を経て、6月の審査会通過を目指していくことになります。では、具体的にどのような説明会を実施したのかお伝えしていきます。

    「ソリューションありき」ではなく「ユーザー目線で課題の掘り起こし」が大切

    ビジネスコンテストの説明会は昨年度に続き、オンラインで実施しました。今年度も説明会後のミートアップまで参加する熱心な人が多く、新規事業に強い興味を持っている人が増えてきている印象です。
    また説明会にはビジネスコンテスト経験者の「先輩カタパリスト」がゲストで登場。パナソニック社員のまま新規事業創出に挑戦できるメリットや、プロジェクトを進行する中で価値観の違う人達に理解してもらうことの難しさなどを語ってもらいました。参加者からはユーザーヒアリングで難しかったポイントなど、さまざまな質問が投稿され、迷ったりした時に立ち返るビジョンの重要さ、共にプロジェクトを進めるチームメンバーの大切さなどの実体験を語ってもらいました。
    私もビジネスコンテストに参加した経験がありますが、やはりヒアリングによるお客様に寄り添った課題の掘り起こしが一番大事だと感じています。ついソリューションありきでアイデアを構築してしまいがちですが、社会課題の明確化や「ユーザー目線」に立って考えることが、新規事業創出活動の第一歩ですね。

    ビジネスコンテストに役立つノウハウを学べるセミナーが好評

    続いて、ビジネスコンテストに関する新たな取り組みについて紹介します。今年度はビジネスコンテスト応募に役立つ様々なセミナーを企画しました。具体的には社外講師を招き、エフェクチュエーション(優れた起業家に共通する意思決定プロセスや思考を体系化したもの)に沿った新規事業創出ワークショップや、ユーザー目線でのアイデア創出に関するセミナーなどを開催しました。
    背景として、過去のGCカタパルトのアンケートにて「応募したいが、アイデアがない」という回答が多かった為、参加者達のアイデア創出のきっかけ作りに繋げたいと思い、今回の企画に至りました。実際にセミナー後のアンケートでは「ビジネスアイデア検討の際の新たな視点が得られた」などの意見が寄せられ、セミナー開催の手応えを感じています。
    また、アンケート結果から応募意向者を見える化し、セミナー参加者に対して、ビジネスコンテストへの応募を後押しするべく、オンラインで「1on1ミーティング」を実施しました。この「1on1ミーティング」では、自分が抱えている課題など、どんな些細なことでもGCカタパルト事務局に相談してもらい、アイデアの構想やビジネスコンテスト応募の方法、エントリーシートの書き方など、さまざまな疑問を解消する場として活用してもらいました。事務局としても、新規事業に関心のある社員を掘り起こし、コンテスト応募に繋げてもらう有意義な機会になったと考えています。今回のエントリーに限らず、今後もいつでも気軽に相談してもらえる組織を目指したいと思っています。

    今年度も熱量を持った参加者が多数参加、GCカタパルト事務局も全力でサポート

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