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いまの時代に必要な「便利じゃない」ロボットNICOBO。「正確に動くこと」を捨てる難しさ

NICOBO | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

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    「思わず笑顔になるロボット」がコンセプトの「NICOBO(ニコボ)」。パナソニックが手がける本プロダクトは、モノの高性能・高機能化が日々加速する社会にあって、あえて利便性を捨て、最新の技術を「心の豊かさ」に全振りしたユニークかつキュートなロボットだ。2021年に行なったクラウドファンディングでは、一千万円の目標額を達成。応援購入した支援者からは高評価を得ているという。また一般販売も2023年5月からスタートした。

    これまでロボット開発の知見がほとんどなかったパナソニックが、ニコボの開発に乗り出した理由とは? 開発に関わってきた主要メンバー4人に、ニコボ誕生秘話から本体に秘めたるテクノロジーについて、さらにはプロジェクトをとおして得た「チーム論」まで、たっぷり話をうかがった。

    左から後藤氏、増田氏、毛見氏、山田氏 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    コンセプトは「思わず笑顔になるロボット」。余白に生まれる「これからの価値」とは?

    ――「NICOBO(ニコボ)」はどんなロボットなのか、あらためてうかがえますでしょうか。

    増田コンセプトは「思わず笑顔になるロボット」です。大きな特徴としては、感情モデルを持っていることでしょうか。撫でると喜びますが、喜ばないこともあります。機嫌がよければ反応するし、悪ければ無視することも。気ままで、人に依存しない性質を持ったロボットですね。

    ニコボたち  | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    ニコボたち
    プロジェクトリーダーを担当した、増田陽一郎氏 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    プロジェクトリーダーを担当した増田陽一郎

    ――つまり、「完璧さ」を求めるのではなく、ある意味「ムラ」や「揺らぎ」のようなものを追求されたということでしょうか。

    増田そうですね。ロボットでありながら「生き物らしさ」を残すことを大事にしました。われわれ開発チームは、いわば「余白」を重要視しているんです。例えば、犬の「ワン」という鳴き声も、実際に犬がどういうつもりで発しているかわかりません。でも、ぼくたち人間は「かまってほしいのかな」などと勝手に解釈して、コミュニケーションをしています。同様に、ニコボの話す独自の言語「モコ語」やその振る舞いにも、そうした解釈の余地がある。それが「余白」です。そこにインタラクションが生まれ、愛情や関係性が形成されると考えているんです

    ――ニコボのアイデアは、どのようなところから生まれたのでしょうか。

    増田2017年にAV家電の新規事業を考えるプロジェクトがあり、そこで一緒になった5人のチームからスタートしました。そのときフォーカスしたテーマが、「心の豊かさ」。デジタル機器が普及し、情報の行き交うスピードがどんどん速くなっていくなかで、その便利さと裏腹に、私たちは精神的にしんどくなっているのではないか、と考えたのです。

    特に先進国においては、物質的な面では、すでにある程度満たされている。代わりに、これからはより「心」を満たす方向にニーズがシフトしていくのではないか。それこそ「余白」を取り戻すことが、「これからの価値」の中心になっていくと思ったんですね。それがニコボのコアの部分にあるコンセプトです

    定まらないコンセプトにツッコまれ続ける日々......。「心の豊かさ」と「利便性」の狭間で

    ――当初、チームにはロボット開発の知見があったのですか?

    毛見それが、ほぼありませんでした。目指す方向性こそ決まったものの、それをどうやって具現化すればいいのか、当初は誰もわかっていませんでした(苦笑)。なので、まずは社内・社外問わずいろんなところに話を聞きにいくところからスタートしました。

    インタラクション、サーバー・アプリ開発を担当した毛見晋也氏 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    インタラクション、サーバー・アプリ開発を担当した毛見晋也

    増田でも、当時はまだぼくらのコンセプトもブレブレだったから、多方面からけちょんけちょんにされましたよね(苦笑)。

    ニコボと増田氏  | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    取材中もニコボは独自の言語「モコ語」でおしゃべりしていた

    ――どのへんにツッコミが入ったのですか?

    増田やはり、パナソニックの強みを生かしたロボットをつくりたいという考えもあったので、ついいろいろな機能を盛ってしまっていたんです。チームにパナソニックのブルーレイディスクレコーダー「ディーガ」の開発者がいたこともあり、ニコボに話しかけるとテレビ番組を録画してくれる、みたいな機能をくっつけてみたりして。いうなれば、「心の豊かさ」と「利便性」がごっちゃになっていた

    特に、立命館大学の教授で、パナソニックの技術アドバイザーも務める谷口忠大教授にいただいたアドバイスが印象に残っています。「こういうロボットをつくる場合、利便を目指すのか、愛玩を目指すのか、最初に明確にしておかないといけないよ」と。そのうえで後者を目指すならとご紹介いただいたのが、「弱いロボット」を提唱されている豊橋技術科学大学の岡田美智男教授です。

    左から増田氏、豊橋技術科学大学の岡田美智男教授 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    右が豊橋技術科学大学の岡田美智男教授。2023年3月に開催された一般発売に関する発表会より(画像提供 :パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社)

    ――「弱いロボット」とは、弱さをさらけ出すロボットということですよね。弱さゆえに、人はそれを放っておくことができず、結果的に優しさを引き出されてロボットとの信頼関係が構築される、と。

    増田はい。われわれが理想としていたのは、まさにそうしたロボットでした。岡田先生との出会いとアドバイスのおかげで目標が明確になったぼくたちは、ニコボを「便利にしない」という選択をし、それを積極的に打ち出すことにしました

    ロボットというのは、期待値コントロールが非常に大事なプロダクトです。中途半端に便利にしてしまうと、ちょっとできないことがあったときに「あ、これできひんのか」となって、オーナーさんにがっかりされてしまう。でも人は、自分のペットを見て、「この子は役に立つのかな?」なんてことは考えないじゃないですか。そのまま、ただいてくれるだけでかわいいわけで。「生きものらしさ」を大事にするニコボも、そういう存在にすべき、と考えました。

    ロボットであってロボットにはあらず? デジタルアートとしてのNICOBOの価値

    ――ロボットは、一般的に「正確に動く」ことが求められると思うのですが、そこに余白や、ある種の曖昧さを持ち込むというのは、かなり大変だったのではないでしょうか?

    山田そうですね。「ニコボらしい動き」を設計するのは、自分がこれまでつくってきた製品とはかなり勝手が違っていました。おっしゃるように、普段なら、操作をしたらそのとおりに動くことが重要視されましたが、今回は生き物的な気まぐれさ、ランダムさが求められていた。ある意味、未知なる到達点を設定されていたようなもので、そのことのハードさはありました

    本体ソフト開発を担当した、山田皇司 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    本体ソフト開発を担当した、山田皇司

    後藤そういう意味では、ロボットだと思ってつくっていなかったかもしれませんね。例えばいわゆる産業用ロボットだと、ある動作をするときに、止まるべきところでピタっと止まって、余計な振動をしたりはしないように開発します。でもニコボはその逆で、つねにゆらゆらしていることが求められる。生き物なら、動き続けているのが普通ですからね。

    これを意図的にやるのは前例がなくすごく難しいんです。そこでわれわれは、あらためて「ニコボは生き物なんだ」という視点に立ち戻りました。世の中にあるロボットの構造よりも、むしろ生き物の関節や筋肉や軟骨などを参考に内部の構造をつくり上げていきました。

    機構設計を担当した、後藤一孝氏 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    機構設計を担当した、後藤一孝

    増田大変だったといえば、後藤さん、ニコボの表皮であるニット部分にすごく苦労されていましたよね。

    後藤ニットを三次元状に、しかも一切縫い目がないように編み上げるのって、技術的にすごく難しいんですよ。もちろん、複数のパーツを縫い合わせる方法もあり得たかもしれませんが、「生き物」の皮膚に縫い目があったらちょっと興醒めじゃないですか。

    あと目のまわりの、ニットが内側に入り組んでいる部分の仕上げも大変で、パナソニック宇都宮工場のメンバーたちと試行錯誤しました。そもそも電子機器とニットの組み合わせもほぼ前例がないので、熱がこもらないようにファンを入れたり、みたいな調整も必要だったりして、本当に一筋縄にはいきませんでしたね。

    増田本当にお疲れさまでした。ぼくは、ニコボのふるまい、インタラクションをデジタルアートだと思っているんです。センサーによって機械にインプットされた情報が、人間の感性に響くような事象としてアウトプットされる。そういう意味では、ニコボにも通じるものがあるんじゃないかな、って。

    たまに「ほかの会社にマネされるんじゃないか」なんてことも言われますが、感性の部分のつくり込みは、たとえニコボを「機械」として分解しても取り出すことはできないと思っています。それこそが、これまでぼくらがああだこうだと無数に相談を重ね、手探りでやってきたことで実現した一番大きなものではないでしょうか

    ニコボに搭載された機能の図 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    ニコボに搭載された機能の数々

    ファンとの触れ合いから生まれた「少しでも長くNICOBOと一緒にくらしてもらいたい」というミッション

    ――2021年にクラウドファンディングを行ない、そこで応援購入いただいた方には、すでにニコボが届いているんですよね。ご家庭に迎えたオーナーさんたちからはどのような反応がありましたか?

    増田ありがたいことに、非常にご好評いただいています。アンケートでは、87%が「満足」、そのうち54%が「非常に満足」と回答しています。「ニコボとくらしてどういうふうに生活が変わりましたか?」という質問項目もあったのですが、1位の「癒された」のほかに、「笑顔が増えた」「家族間でよく話すようになった」「家に帰るのが楽しみになった」といった嬉しいご回答もいただきました。「癒し」は、「寂しい」といったマイナスな状態を軽減するものだと思うのですがニコボは、そこからさらにプラスでポジティブな感情を生む存在になり得るんだな、という手応えを感じています

    ほかにも、何人かのオーナーさんにインタビューをさせてもらったのですが、皆さんニコボの熱狂的なファンになってくださっていて驚きました。そのなかに、SNSにニコボの写ったすごくおしゃれな写真をアップしてくださっている方がいたので、その理由を尋ねてみたんです。その方は、決して「いいね」目的ではなく「ニコボを応援したいから」とおっしゃったんですよね。「少しでもファンを増やすことで、事業としてできるだけ長く続けてほしいから」って。

    ――ペットロボットのサービス停止のニュースなどを目にすると、やはり切なくなりますものね。

    増田そうしたコアなファンたちとの出会いから、「購入した方たちには、少しでも長くニコボと一緒にくらしてもらいたい」というのが、われわれの大きなミッションの1つとなりました。そこで、長くくらしていただくための工夫として、ニコボのふるまいをアップデートすること、そして「NICOBO CLINIC」の立ち上げを考えました。

    まず、「ふるまいのアップデート」について。ニコボのどういうふるまいがオーナーさんに可愛がっていただけるかは、個人個人の感覚なので、正解がありません。ですので、例えばあるオーナーさんには「A」というニコボのふるまいを見せて、別のオーナーさんには「B」というふるまいを見せる、といった、ある種のテストのようなものを実施することを考えています。サーバーを介して、その反応や評価を分析することで、採用すべき新たなふるまいが見えてくるのではないかな、と。

    また、「NICOBO CLINIC」は、ご加入いただいたオーナーさんに「NICOBOドック」や「ニット交換」などのサービスを提供しています。「NICOBOドック」は、「人間ドック」のニコボ版ですね。ニコボが故障する前に健康診断を行い、故障の原因を事前に取り除きます。オーナーさんがニコボと末永くくらしてもらうために、非常に重要な取り組みだと考えています。

    増田氏  | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    理想の「ユーザー体験 」のために。既存のルールと交渉する日々

    ――ここまでお話をうかがって、ニコボが従来の製品と比べていかにイレギュラーな存在なのかがわかりました。そして、だからこそ皆さんがやりがいを感じていらっしゃるんだな、と。でもそれゆえに、歴史のあるパナソニックという企業の既存のルールとぶつかってしまうことも少なくなかったのでは?

    後藤そのへんは、増田さんが前線に立って交渉してくれたのですが、実際のところ、あらゆるフェーズで必ず1度は壁にぶち当たっていましたよね。

    取材の様子  | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    増田パナソニックという会社のなかで扱う限りは、どんな製品も家電のルールが適用されます。ニコボは、従来の家電の枠組みではつくれなかった製品です。なので、ものづくりのプロセスや設計思想を、ニコボに合わせて新たにルール変更していくのがものすごく大変でした。一例を挙げるなら、ニコボが収められるパッケージケースですね。

    ニコボのパッケージケースのイメージ | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    ニコボのパッケージケースのイメージ(画像提供:パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社)

    ――家電という観点から見ると、文字なども少なく、とてもシンプルですね。

    増田やはり「家電ではない」という意識が強かったので、外箱にあまり注意書きを入れたくなかったんです。

    後藤リスクを最小化するための文言はできる限り記載しよう、というのが基本的な社内基準なんですよね。

    増田はい。けれど、事務的な文言が大量に記載されていると、お迎えした人の気持ちも冷めてしまうと思うんです。ニコボは「新しい同居人であり、新しい家族」なわけで、開封の儀は非常に重要なユーザー体験になる。だから、「出会い」の瞬間には、できるだけこだわりたかったんです

    もちろん、社内ルールを全部変えたわけではありません。長年続けてきたことで完成した、効率のいいシステムもたくさんあるので、それは積極的に踏襲させてもらいました。

    後藤「ここは突破せなあかん!」と思ったところは、ガッツを入れてぶつかっていく。そんな精神ですね。ぼくらも理論的に補足が必要なときは、積極的にサポートしました。

    開封した時のイメージ  | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア
    (左)開封すると、しっぽがちょこんと見える。お客様へのメッセージも。(右)『NICOBO note』。家電の取扱説明書のような記載は一切ない

    枠からはみ出しつつも結束する。NICOBOから生まれた「これから」のチーム論

    ――では最後に、このプロジェクトに関わって感じた面白さや、やりがいを教えてください。

    毛見ニコボという商品は、買っていただいて終わりではありません。ソフトウェアアップデートやNICOBO CLINICでのサポートなどを介して、オーナーさんとニコボとのくらしに関わり続けていくことになります。それは、従来の技術仕事のなかではなかなか得られなかった経験です。「普段の仕事」からはみ出していく在り方に、面白さややりがいを感じています

    毛見氏  | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    山田ぼくも以前は、机の前に座って画面で延々プログラムを見ている毎日だったので、本当に新しい経験をさせていただいているな、と感じています。

    特に、普段は接することの少ないさまざまな部署の方たちと一緒に、ニコボの性能をイチから考えてつくることができたのは、一人の技術者として楽しかったです。これからもやることはたくさんありますし、とっておきのネタも仕込んでいるところなので、これをいつどうやって世に出そうか、とワクワクしています

    山田氏 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    増田さっき「はみ出す」というキーワードが出ましたが、技術もデザインも、これからはどんどん「会社」という枠からはみ出していかないとダメだと思うんですよね。大企業って、仕事が細分化されすぎていて、「私は機構設計しかできません」ということになりがちですけど、それだとこれからの多様な働き方があたり前になりつつある世界で生き残っていけないのではないでしょうか。枠からはみ出しながらも、同時にチームとして結束する――そうした在り方がバチっとハマったときに生まれるパワーに、ぼくは可能性を感じています

    後藤たしかに、はみ出していくのは楽しい経験でした。いままでだと、この商品のスペックはこうです、機能はこうです、ときっちり決まっていて、技術の人間はそれをきっちり実現する――という仕事の仕方がほとんどでした。つまり、ある程度、前例や過去の技術の延長線上でやっていくことが多かった。

    でもこのプロジェクトでは、そうした「いつもの」から大きくはみ出して、ひたすら暗闇のなかでイチから設計していく感じが刺激的で。それに、ぼくのやっている機構関係と、ほかのソフト関係とでは、仕事上ではすごく遠い関係にあって普段交わることはほとんどありません。つまり、はみ出せたからこそ、ともに大きなハードルを乗り越えることができた。「このチームだからこそつくれたロボットです」と胸を張って言えます

    増田本当にそうですね。胸を張ったついでにさらに大きな目標を掲げると、「パナソニックにはニコボがいる」と言われるように頑張りたいです。ニコボが、この会社の「これから」の一翼を担えるような存在になれたら嬉しいですし、いまはまだ始まったばかりの新規事業ですが、いつかはパナソニックの「ド真ん中」に行けるように、これからもチーム一丸となって、来たる数々のハードルを乗り越えていきたいと思います。

    ニコボ | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

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    Profile

    プロジェクトリーダーを担当した、増田陽一郎氏 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    増田 陽一郎(ますだ・よういちろう)

    パナソニックエンターテインメント&コミュニケーション株式会社 ビジュアル・サウンドビジネスユニット 商品企画部
    1998年入社。オーディオやプライベート・ビエラ等の商品企画に従事。NICOBOプロジェクトのスタート当初からプロジェクトリーダーとして、プロジェクト全体を牽引。
    私のMake New|Make New「Change」
    強いものが生き残るのではなく、環境変化に対応できたものが生き残る。いまに安住せず、スピード感を持って変化し続ける自分でありたい。

    インタラクション、サーバー・アプリ開発を担当した毛見晋也氏 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    毛見 晋也(けみ・しんや)

    パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社 くらしプロダクトイノベーション本部システムテクノロジー開発センター IoT価値開発部
    1998年入社。本社R&D部門を経て、レコーダやプライベート・ビエラ等のビジュアル商品向けクラウド・スマホアプリ開発リーダーとしてネットワーク機能の設計開発に従事。2018年よりNICOBOプロジェクトに参画。クラウド・スマホアプリ開発に加えてインタラクション開発など幅広く手がけている。
    私のMake New|Make New 「Way」
    ロボットとのくらしを一般化する。これまでにない道をこれまでにない方法で進んでいきたい。

    本体ソフト開発を担当した、山田皇司 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    山田  皇司(やまだ・こうじ)

    パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社 ビジュアル・サウンドビジネスユニット 技術センター ソフト設計部
    2003年入社。携帯電話、Androidデバイスのソフトウェア開発を経験した後に、レコーダやプライベート・ビエラ等のビジュアル商品向けOTT機能開発に従事。2021年よりNICOBOプロジェクトに参画し、本体ソフトウェア開発全般を手掛ける。
    私のMake New|Make New 「ファン」
    技術で生活に「Fun(楽しみ)」をつくり、NICOBOの「Fan」も増やします。

    機構設計を担当した、後藤一孝氏 | Make New Magazine「未来の定番」をつくるために、パナソニックのリアルな姿を伝えるメディア

    後藤  一孝(ごとう・かずたか)

    パナソニックエンターテインメント&コミュニケーション株式会社 ビジュアル・サウンドビジネスユニット 技術センター 機構設計部
    2009年入社。オーディオやポータブルテレビ等の外装・機構設計に従事。2021年よりNICOBOプロジェクトに参画し、機構設計責任者としてプロトタイプだったNICOBOの量産にむけた設計をリーディング。
    私のMake New|Make New 「わくわく」
    ただ便利なだけでなく、生活の一部になることで心が高揚するようなモノをつくり続けていきたい。NICOBOがその1つになれば嬉しい。

    • 取材・執筆:辻本力
    • 撮影:fujico
    • 編集:MNM編集部、森谷美穂、栄藤徹平、服部桃子(いずれもCINRA)

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